行政書士に専門性は必要か、について
以前、行政書士に専門性が必要かということを書いたのですが、そこでは行政書士ならどんな行政手続きもできるはず、と書きました。
たしかに、どんな行政手続きもできる素養のある人たちだとは思いますが、実際に動き始めてみるといろいろわかってきたことがあります。
まず、お客様目線からして、何ができる人なのかわからないと、頼まれづらい。
そして、何ができる人なのか覚えてもらえない。
また、広告費など、様々な営業活動も分散化してしまい、効率的でない。
このような事情等があって、現在行政書士は○○専門という活動の仕方をしている人が多いのだと思います。
私もいろいろ業務を広げていく方向だったのですが、どんどん得意だと思えるほうに収束していこうかなと思っています。
専門特化していくことのメリットはかなりあるのだろうなと思えてきたからです。
今現在は車庫証明や軽自動車の登録手続き、農地の転用手続き、古物商許可、相続というところを営業活動しています。
建設業許可も勉強しているのですが、お話をいただいたことがなく、競合も強いことから、積極的には営業活動していないです。
来年にはビザの取得業務も加えようと思っているのですが、これらのうちニーズの低いものは営業活動を抑えていくような形になるでしょうね。
ということで、行政書士に○○専門が多い理由が、やってみるとわかる話だということでした。
